≪愛から遠く離れて≫
2007年 02月 17日
世の中には色んな人がいる。
中には愛するのが難しいと思われる人もいる。
聖書に「隣人を愛しなさい」と書いてあるから、クリスチャンは誰でも愛しているかと言うとそうではない。
聖書の中にこんなにも「愛すること」が強調されているのは、人がそれほどまでに愛しにくい存在だからなのだ、とわたしの一番近くにいる牧師が言う。
確かにそうだと思う。
簡単にできないことだからこそ、聖書はそれを繰り返し教えているのだろう。
世の中には色んな人がいる。
相手に悪意はないのに、どうも相性が悪い、と言う人も居る。
もっと質(たち)が悪いのは、相手が、悪意を持ってこちらを傷つけたり排除しようとしていながら、嵐がおさまると、謝りもしないでケロッとしていたりする場合だ。
そんな人でも「愛しなさい」と聖書は教える。
ただし、「愛する」ということは、「=相手に優しく接すること」ではないし、「なんでもかんでもゆるすこと」でもないだろう。
真実に人を愛するということは、どれほど難しいことかと思わされる。
相手のためを思って、自分が悪者になれるか…。
人に疎まれても、相手のためになら信念を持って行動(発言)できるか…。
子供の為や、自分が心底惚れこんだ人のためにならそれもできるかもしれないけれど、家族以外の隣人の為にそこまでできるか…。
「神様ごめんなさい」と言わざるを得ない自分が居る。
イエス様は、こんなわたしのために、極悪人と並んで十字架にまでかかって下さったのに。
わたしほど愛に遠い者はいないと、つくづく思わされる今日この頃だ。
こんなわたしになお近づいて愛してくださる神様にただ感謝あるのみ…。
by s_soranotori
| 2007-02-17 22:32
| 信仰・雑感