あんな事、こんな事、日々思う事、etc. …徒然なるままに…。


by s_soranotori
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母の思い

 わたしはガッカリすることが嫌いだ。
本当に、つくづく、ガッカリする事に弱いと思う。
だから、どちらかと言うと、物事を悲観的に判断する傾向がある。
まあ、クリスチャンだし、神様を信頼しているから、悲観的と言うほどではないかもしれないけど、少なくとも、何事につけ、初めから多くを期待しない。
 自分が、ガッカリする事に弱いから、ついつい、子供も同じだと思ってしまう面がある。
だから、子供に期待感を持たせることに対して、かなり慎重だ。
時々夫が不用意に「○○行こうか?」とか、できもしない思い付きを娘の前で口にすると、「やめてよ!」と言うことになる。

 先日、日記の方には書かなかった、小さなエピソードがある。
Shionちゃんが、マク○ナルドのプレイルームに、夫と遊びに行った時のことだ。
わたしはその話を翌日、夫から聞いた。
夫「昨日、実はShionちゃんちょっと可哀想だったんだ」
私「どうしたの?」
夫「プレイルームで、何人かの子供たちが隠れんぼしててね、Shionちゃんも仲間に入りたくて、隠れるんだけど、誰も名前を呼んで捜してくれなかったんだよね」
その話を聞いてわたしは、とってもとっても胸が痛んだ。
その場にいてもきっと、何もできずにおろおろしていただろうけど、見ていられなくて
「Shionちゃん、帰ろうか」と言っていただろう。
一緒に行かなくて良かった、と思った。
 もっと小さい子供なら「仲間に入れてあげてね」と親がいうことも良いだろうけど、もう自分でも言えるはずの言葉を、わたしは多分、代わりに言ってあげることはできないだろう。それ以前にわたし自身が人見知りで引っ込み思案だから、たとえ相手が子供でも、そういう言葉を口にするのは躊躇してしまうだろう。
そして、Shionちゃんと一緒に胸を痛めて帰ってくるだろう。
 でも、と、思う。
きっと子供にはそんな体験も必要なんだ。
自分から「入れて」と言わなければ仲間に入れてもらえない。
そんなことを、子供は経験を通して学んでいくのだろう。
わたしが本当にそれを学んだのは高校生になってからだった。
わたしは双子で、たいていどこへ行っても姉が一緒で淋しい思いをしたことがなかったから。
高校生になって、さすがに姉妹離れをしてやっと、そういう淋しさを体験したのだ。
 そういう意味では、兄弟のいないShionちゃんは、これからも一杯一杯淋しい思いをすることだろう。でも、きっとその中で、たくましく成長して行ってくれるのだと信じたい。

 母としては、自分の子供が、少しでも平坦な道を歩けるようにと願う。
痛い思い、辛い思いをしなくてすむものならしないですませてやりたい。
でも、それではきっと、精神的に痩せっぽっちのひ弱な子に育ってしまうのだろう。
痛い思い、辛い思いを通して、子供は成長していくのだろう。

 マク○ナルドから帰ってきたとき、実はShionちゃんは、ちょっぴり淋しそうな顔をしていた。一瞬「どうしたのかな?」と思ったけれど、「どうだった?楽しかった?」と声をかけた。Shionちゃんは最初は黙っていたけれど、「楽しくなかったの?」と聞くと、小さく首を横に振った。「楽しかった?」と重ねて聞くと小さく頷いた。
わたしはその時は何も知らなかったので「そう、よかったね!お父さんにありがとう、って言ってね!」と屈託なく言って終わった。Shionちゃんは、すぐに「なんか(TVを)見る」と言って気持ちを切り替えていた。
きっと、母親を心配させたくなかったのだろう。他の子が遊んでくれなかった、とは言えなかったのだろう。そんな健気で優しいShionちゃんが、たまらなく愛しい。
どうかどうか、神様、この子を守ってください、と祈らずにはいられない。
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by s_soranotori | 2005-08-12 10:17 | 育児